じんましんの薬の中で、服用することが多い錠剤について、お話したいと思います。
錠剤は全てが成分というわけではありません。
錠剤の有効成分は1錠中10mg程になります。
10mgとは、呼吸でも吹き飛んでしまう量になるので、体の中では何の作用も無い乳糖などの物質を混ぜて体積を大きくしています。
それが適切な大きさの錠剤になっているのです。
そして錠剤はいくつかの層に分かれています。
これは単一成分や複数成分を別々に固め、溶け出す時間が層によって変えられる意味を持ちます。
錠剤のように固体化にすることで、粉末状であった刺激臭を封じ込める効果、成分を結晶にしてより安定させる効果、カプセルに流動性の成分を入れる利便性なども、錠剤は兼ね備えています。
錠剤を粉砕してしまうと、溶解時間と異なる時間に成分が溶け出す為、錠剤の持っている効果が薄れます。
また噛んだり、溶かしたりすると、薬の効力を軽減させるので注意して下さい。
水かぬるま湯で決められた時間に錠剤を服用するようにしましょう。
■じんましんで使用する薬(使用法) 外用薬
外用薬は皮膚につけることで効果を上げます。
軟膏やクリーム剤、液剤などがあり、目薬も外用薬になります。
■じんましんで使用する薬(使用法) 注射薬
注射薬は、即効を上げるために使用します。皮下や筋肉、静脈などに直接薬を注入します。点滴の場合、時間をかけて大量の栄養剤や食温水を注入します。
■じんましんで使用する薬(使用法) 内服薬
内服薬とは飲み薬のことを言います。胃や腸でとけて薬が吸収されます。吸収された内服薬は血液中に入り、体内をめぐって薬効を発揮します。
■じんましんで使用する薬(使用法) 坐薬
坐薬は肛門に挿入して効果を上げる薬です。乳幼児の解熱薬や痔の治療薬などによく使われます。
■じんましんで使用する薬(使用法) 吸入薬
吸入薬は、外用薬の一種になります。
吸入器で薬を口中やのどに散布し、喘息やせき、のどの痛みに使われます。インフルエンザの治療などにも使われます。
じんましんには、外因性のものと内因性のものがあります。外因性のものとしては虫刺されによるもの、イラクサなどの植物による接触性じんましん、寒風にあたってでる寒冷じんましん、入浴時にでる発汗異常などを伴う温暖じんましんなどがあります。内因性のものとしては食品 (魚類、貝類、卵、油類、豆類、キノコ、タケノコなど) によるもの。風邪薬などの薬品によるもの、ノイローゼ・精神的緊張・ヒステリーなど精神性のもの、肝臓病や腎臓病などによっておこるじんましんなどがあります。発疹は、全身のどこにでもでき、大きさや形も一定ではない。数日で治る急性のものと、数ヶ月、数年にわたって再発を繰り返す慢性のものにくべつされます。蕁麻疹が起こりやすく治りにくい人は、食べ過ぎや間食が多く、胃腸が弱くて、胃腸障害のあることが多い。またアレルギー体質の人にも多い。
★葛根湯
初期の蕁麻疹にもちいます。発赤や強いかゆみがあり、項背のコリがあったり寒気や、熱感もあるときが多い。虚証の人、寒冷じんましんには適しません。
★十味敗毒湯
初期又は中期に用います。体力は普通で、かゆみがあり、化膿性の発疹もある。分泌物はあまり多くはない。美食家や冷え性ではない人の慢性じんましんに多くつかわれます。
★白虎加人参湯
裏に熱があるもので、口渇、煩躁、悪風または微悪寒などがあり、胃腸もいまいちすっきりしない人、全身が痒い人にも適します。
★大柴胡湯 ・ 小柴胡湯 ・ 柴胡桂枝乾姜湯 などの柴胡剤
★桂枝茯苓丸
赤ら顔で体格の良い人、発疹は赤み多く、のぼせてあしが冷える、下腹部に圧痛点があるとき用いられる。
★八味地黄丸
老人の乾性のじんましんなどで、のどが渇き、夜になると尿が多くでるものに応用される。冷え性で、手や足の裏に熱感があり、ほてる場合に用いられます。
★その他
桃核承気湯、加味逍遥散、消風散、防風通聖散、当帰四逆加呉茱萸生姜湯などがあります。
蕁麻疹は症状が出たり引いたりと、変化が激しい疾患です。
また自然現象である風(かぜ)も吹いたり止んだり、強くなったり弱くなったりと変化しやすい性質があります。
そこで漢方では、風(かぜ)によって起こる現象と似たような症状を引き起こすものを風邪(ふうじゃ)として捉えています。(漢方は、人体だけでなく自然界を含めた全体を観察することでできてきました。)したがって、蕁麻疹は主に風邪が関係した疾患と考えられます。
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